聞かれていませんが、名前のこと。
和製トム・ウェイツのような、素敵な歌がどこからか流れてきました。
その歌をうたう人の名前は「踊ろうマチルダ」。
あら、不思議な名前。
はてさて?なんのことやら。
この名前の由来を調べたら「waltzing matilda」という歌に行き当たる。
「waltzing matilda」とは「ワルツを踊るマチルダ」ではなくて、マチルダとは女性の名前ではなく放浪者が食物や身の回りのものを入れて持ち歩くズタ袋のこと、で、つまりは「放浪の旅をする」ということらしい、と知るのです。
「放浪の旅をする」という意味に一目惚れ。
行商の雑貨屋をやろうと思った時に、これを屋号にしようと決めました。
(何がしたいのかわからず、今まで何も出来ずにふらふらしていた私にはぴったりな、そんな名前だと思ったのです。)
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以下文章はウィキペディアから引用してみました。
オーストラリアが発祥の歌で、同国を代表とする歌として国内外を問わず世界的に広く知られた歌である。同国の国歌とする提案が何度も出された。
貧しい放浪者が羊泥棒を働いて、追いつめられて沼に飛び込んで自殺するというストーリーの歌である。
ワルチングは「当てもなくさまよい歩く」という意味である(この曲は、ワルツの三拍子ではない)。身寄りのない一人の貧しい放浪者が唯一抱きしめられるのがこの毛布だけで、その毛布にマチルダと女性の名前をつけてオーストラリア大陸をさまようという設定である。
歌詞についてはいろいろバリエーションがあるが、その一つの大意は以下の通り。
ある日、陽気なスワッグマン(Swagman, オーストラリア英語で放浪者の意)がビラボン(同じく三日月湖や大きな水たまり、沼の意)のそばに野宿していると、羊が水を飲みにやって来た。どこかの農場主の羊であるに違いないが、あまりにも飢えていた彼は捕まえて食べた。残りの肉はずだ袋に入れて、歌った。「Who'll come a-walzing Matilda with me? 誰か俺と一緒にマチルダワルツ(毛布ひとつで放浪)するやつはいないか。」
やがて、3人の警官がやって来た。「お前のその袋の中に、盗んだ羊があるだろう?」。捕まれば縛り首になることがわかっていた彼は「You'll never take ma alive. お前らなんかに、おめおめ生きて捕まるもんか」と言って、沼へと跳びこんだ。
今でもその沼のそばを通れば、幽霊の歌声が聞こえるらしい。「誰か俺と一緒に放浪するやつはいないか?」と。